オフィシャルブログ

第6回ハウスクリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

C-real、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~落ちにくい汚れと特徴~

ということで、ハウスクリーニングのプロが、汚れが落ちにくい場所の特徴と効果的な掃除方法を詳しく解説 します♪

 

家庭の中で汚れやすい場所は数多くありますが、特に「頑固な汚れが蓄積しやすく、落ちにくい場所」があります。これらの汚れを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、カビや雑菌の繁殖、悪臭の原因となり、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

「頑張って掃除してもなかなか汚れが落ちない…」「どんな洗剤を使えばいいの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

 

1. 汚れが落ちにくい場所の共通点とは?
汚れが落ちにくい場所には、以下のような共通の特徴があります。

汚れが溜まりやすく、普段の掃除が行き届きにくい
(例:換気扇の内部、エアコンのフィルター、トイレの奥)

湿気が多く、カビや水垢が発生しやすい
(例:浴室のタイル目地、キッチンのシンク周り)

油や皮脂、ホコリが結びつき、固着しやすい
(例:キッチンの換気扇、ドアノブ、リモコン)

時間が経過することで汚れが硬化・酸化し、通常の洗剤では落としにくい
(例:水垢や尿石、焦げ付き汚れ)

これらの場所を適切な方法で掃除することで、汚れをスムーズに落とし、清潔な状態を長持ちさせることができます。

 

2. 汚れが落ちにくい場所とその特徴、掃除のポイント
① キッチン(換気扇・レンジフード・コンロ)

特徴

油汚れ+ホコリが結びつき、粘着性の強い汚れ(重度の酸化油)が発生
時間が経つと固まってしまい、通常の洗剤では落ちにくい
掃除のポイント:
アルカリ性の洗剤(重曹・セスキ炭酸ソーダ)で油を分解
熱湯を使って汚れを柔らかくする(換気扇のフィルターはつけ置き洗いが効果的)
重度の汚れには専用の油汚れ用洗剤(強アルカリ)を使用

 

② 浴室(タイル目地・鏡の水垢・排水口)

特徴

水垢(カルシウム成分)が蓄積し、固まると通常の洗剤では落ちない
湿気がこもりやすく、カビやピンクぬめり(酵母菌)が発生しやすい
石鹸カスと皮脂汚れが混ざり合い、頑固な汚れに変化
掃除のポイント:
水垢にはクエン酸を使う(酸性の力でカルシウムを分解)
タイル目地の黒カビにはカビ取り剤を使用し、根まで除去する
排水口の汚れは、重曹+クエン酸で泡立たせて汚れを浮かせる
鏡の水垢は、クエン酸パック(キッチンペーパー+ラップ)で30分放置

 

③ トイレ(便器の縁裏・タンク内・床)

特徴

尿石が固まり、黄ばみや悪臭の原因となる
水道水の成分(カルシウム)による白い水垢がこびりつく
便器の縁裏に汚れが溜まりやすく、見落としがち
掃除のポイント:
尿石には酸性洗剤(クエン酸・トイレ用強力洗剤)を使用
タンク内の黒カビは、専用の除菌剤で清掃(定期的な洗浄が必要)
便器の縁裏は歯ブラシを使ってこすり洗い

 

④ エアコン(フィルター・内部ファン・ドレンホース)

特徴

フィルターにホコリが溜まり、空気の流れを妨げる
内部ファンにカビが繁殖し、アレルギーや嫌な臭いの原因となる
ドレンホース(排水管)が詰まると、水漏れの原因に
掃除のポイント:
フィルターは月1回、水洗いする(しっかり乾燥させることが重要)
内部ファンのカビは、市販のエアコンクリーナーで洗浄(ただし、完全除去にはプロの清掃が必要)
ドレンホースは、掃除機で吸い込み、詰まりを解消

 

⑤ 窓・サッシ・網戸

特徴

窓ガラスの水垢やホコリが蓄積すると、簡単な拭き掃除では落ちにくい
サッシのレール部分に泥やホコリが溜まりやすく、カビが発生することも
網戸の目が細かく、ホコリや花粉が絡みやすい
掃除のポイント:
窓ガラスの水垢は、クエン酸+メラミンスポンジで磨く
サッシの汚れは、歯ブラシや細いブラシで掻き出す
網戸は中性洗剤を含ませたスポンジで優しく洗う

 

3. 頑固な汚れを防ぐためにできること
汚れをためないために、週1回のこまめな掃除を習慣化する
換気をしっかり行い、湿気やホコリを溜めない
汚れに応じた洗剤を適切に使い分ける(酸性・アルカリ性)
定期的にプロのハウスクリーニングを依頼し、深部の汚れを除去する

 

 

4. 落ちにくい汚れは放置せず、早めに対処しよう!
換気扇や浴室、トイレ、エアコンなどは、汚れが蓄積しやすく、時間が経つと落ちにくくなる
汚れの種類に応じて、酸性・アルカリ性の洗剤を使い分けることが重要
定期的なクリーニングを行い、頑固な汚れを未然に防ぐ

汚れが落ちにくい場所をしっかり把握し、適切な掃除方法で清潔な環境を維持しましょう!

 

apple-touch-icon.png